鼓動 遺書 忘却

趣味とか日記とか

部屋が汚い

敷布団に寝っ転がって音楽を聴きながらスマホをいじって、右を向いたら収納しきれずに積み重なったCDとその上に百均で買ったこだわりのないショットグラス、隣の台の上には時計と指輪、ウクレレが無造作に積み重なっていて、足元の方を見るとお気に入りの柄シャツとキャップがハンガーにかかってる。左にはエレキギターが立てかけられていて床にマルチエフェクター、その隣に酒瓶が3本ほど放置されている。なんか、全部が自分って感じ。

 

相変わらず自身の欲求について悩むことが多い。人間は欲深いもので、何一つ不自由の無い生活に+αを求めてしまう。この性が面倒臭いし疲れる。

 

睡眠の質が悪いらしく、夢を見ることが増えた。覚えている夢は、ことが全て上手く進む夢とか誰かに愛されている夢、髪が伸びる夢。夢占いというものをあまり信じている訳ではないが、潜在意識が形となっているという意味での夢占いの結果はそれなりに参考になると思っている。最近の夢占いの結果はというと、現状に不満があり、愛を渇望している状態とのことらしい。

夢が先か現実が先かは分からないけれど、確かになんとなく満たされない自分を見つけることが増えた。それと、少しだけ体調的にも精神的にも疲れが取れない。多分寒いせい。心が弱い時は、意味がダイレクトに伝わる分色々考えてしまうから日本語の曲を聴くのが少し躊躇われる。

 

愛だとか恋だとかは曲のテーマにされやすいし、今の自分にはそれがなかなかキツい。具体的に何か悩みがあるとか、恋をしているとかそういう訳なら良いんだけれど、残念ながらそうではなくて、現状への不安を感じてしまうから。誰かを愛する状態が普通で、それが出来ていない自分は異常なのではないか、のような。普段は抑えつけている漠然とした渇望が呼び戻されてしまうのが恐ろしいこともある。自分の内面のどこかが絶望的に歪んでいて、どうしたって器用に生きられないような気持ちになる。近頃は鳴りを潜めていた自己否定がまた顔を出しそうで怖い。

 

愛なんて そこじゃなくて 生きているだけじゃ足りなくて、この空は広すぎる 独りきりじゃ広すぎる、いつか誰かと愛し合う一つの命

全部大好きな曲の歌詞だけれど、今は複雑な気持ちになる。昔恋に恋をしていた時に聴いた時は、歌詞に感銘を受けて、歌詞の意味がわかって、そうして共感していた。今は、別世界の人たち、真っ当に生きられている人たちの話に聞こえる。他人事のような、自分には不可能なことみたいに諦念が押し寄せてくる。ただただ生きているだけでは足りなくて、独りでいると世界に取り残されたように感じるのに、これを解消するためにどうしたら良いのかがわからない。

 

別に俗に言われる愛ってやつが全てではないことくらいわかっている。一人で生きていけるように強くなろう、とも心に決めた。そうではあるのだけど、そう簡単に折り合いはつけられない。少しでも自分を誇れるようになろうと決意してから、以前と比べて明らかに前向きに生きられるようにはなった。けれど時折、この努力というか目の前のことをこなすことに何の意味も無いような虚無感に襲われる。そういう時に、誰かをちゃんと愛することのできる世間の人たちに気後れする。正常に、普通に生きることを諦めたからといって、何かに特化したり究めたり情熱を捧げたりできるほどの素質も才能もないから、「自分は無価値である」という自己否定をして、病んで思考停止してしまいたくなる。もう過度な自己否定にはうんざりだし、そんな事態は避けたい。何が言いたいのか分からなくなってきたけれど、とにかくあの時の決心が揺らぎそうになる日々の心境の変化が怖い。

 

大学が休みに入って昼夜逆転しているのが効いていそうではある。深夜の悩みほど鬱屈としたものは無い。部屋の汚さと頭の整理具合は比例するというし、とりあえず部屋を片付けよう。

「好きな食べ物先に食べるタイプ?後に食べるタイプ?」というド定番の質問。先日この話題を耳にしてからなんとなく考えたこと。

自分は大体後に食べるタイプ。そして他をすべて食べた後にお腹いっぱいになって、好物を食べ損ねる時もあるタイプ。
有名な「この壺は満杯か?」の逸話で、壺の中に岩を入れて、小石を入れて、最後に砂を入れるやつ。食べ物の順番的には私は砂から入れて壺を一杯にしてしまう。人生における大事なものの順番でもそうなのかもしれない。

 

最近気づいた自分の悪い癖のもう一つは、終わりがあるものに対して、終わる時を想定して色々なことを考えてしまうこと。例えば人生。日々の生活の中で何か行動を起こそうとしたり決断をするとき、いつか死ぬということを前提として物事を考えてしまう。そして動けなくなる。
或いは人間関係。特に恋愛とか。別れることを前提に付き合っている。すごく嫌な奴なんだと思う。

いつか自分の元から離れていくことが分かっているものに対して、だったら今を楽しんでやろう、っていう人と、それならば手に入れない方が良い、って人とがいる気がする。私は完全に後者で、失うことが辛いから知らない方がマシ、と思ってしまう。

 

何かを手に入れてしまうと、限りなく欲深くなっていく。それは人間として当たり前のことで、マズローの欲求段階なんかは高校で習った。けれど、欲深くなればなるほど不幸になる。欲求が高次になればなるほど手に入れることは難しいから。

今の自分は相当に欲求が満たされた状態だと思う。飢餓の心配をする必要はないし、明日の命が保証されていないような危険地帯でもない。大学生、という社会に帰属できる属性も持っている。友人に恵まれているし、存在を認めてもらえている(と思う)。生きる気力も最近はかなりあるし、目の前の課題を乗り越える努力もそれなりにできている。それなのに、まだどこか満たされない気持ちを抱えて苦悩している。

 

近頃は、割合い高めの頻度で手に入れられる程度の欲求を常になんとなく抱えた状態が一番幸せなのではないのかと疑っている。例えば数ヶ月に一度一人旅をする、とか、サイクリングで綺麗な夜景を見に行く、とかそのレベルの欲求。

昔諦めたはずの欲求を思い出して苦しくなることが最近あった。得られないなら望まなければ良い、なんて十年前の自分が聞いたら「なんてつまらない人間になったんだ」と呆れそう。逆に十年後の自分はどうだろう。「何諦めたフリしているんだコイツは」となるのかな。

 

「明日地球が終わるとしたら何をする?」なんて質問も月並みなものだけれど、それも先日話題に上った。自分のいつもの返答は、「お世話になった人たちにお礼を言いに行く」だった。
これは別に自分のやりたいことではなくて、やらないといけないこと、義務感からくるものだと思う。もちろんそうしないと死ぬに死に切れないだろうから、明日隕石が衝突するなら間違いなく色々な人にお礼を言った後に家族と過ごす。ただ、明日本当に自分の命が尽きるとした場合の本当に「やりたい」ことを考えてみた。そうしたら何も思い浮かばなかった。今も何も思いつかない。どうしたいのだろう。

 

欲望を抑える、昔の人なら隠居のような俗世から遠ざかる行為は日本人には美徳とされているように思える。自分もめっちゃ日本人なのでその価値観を強く持っているけれど、果たしてこのままで良いのか分からなくなってきている。死ぬその刹那 ーまた終わりから物事を考える自分の悪い癖だけれどー に後悔する気がして、けれど日常生活での内心の平静を保つには何も望まない方が楽で、なんだかがんじがらめな気分になる。

 

どうしても思考がぐるぐるとループしてしまって良くない。別に話のオチも結論もない。他人とこういったことについて話したい気持ちになるけれど、暗いし結論も無いしでなかなか難しいよね。

雑記

ちょっとした日記。

久しぶりに母と長い時間会話をした。最近の会話といえば、内容のない軽い会話とか、母親が愚痴とか弱音を吐いて、私が適当に同意したり相槌を打つだけだった。介護とか仕事で身体的にも精神的にもキツそうだし本当はもっと親身になるべきなんだけれど…。本当に久しぶりに内容のある会話だった。

 

将来の不安というほどでもないけれど、社会人が何してるのかわからないし、大学院での研究も何がしたいかもやっていけるかもよくわからない、という懸念についてなんとなく零してみた。

 

すごく真剣に、人生・社会の先輩として色々話をしてくれた。結局、仕事が出来ない人にはなりたくないとか、妥協は出来ないみたいな人間性を私は母から受け継いでいるみたいだから、仕事に対する姿勢とかはきっと母親に似るような気がした。やりたいことをやって生きていける人は一握りだけれど、就いた仕事の中で楽しみを見つけるのが社会人の多数の生き方だということと、あまり理想を高すぎず持って、期待しすぎずに楽しむように、ということを言われた。社会に出ていない私には正しいとか間違っいてるとかいう判断は下せないけれど、まあなんかたぶん正しそう。

 

腹を割って話をしたのはいつぶりだろうか、なんで悩みを零す気になったのかあんまり覚えていない。

 

別に親子関係が悪いなんてことはない。むしろ仲は良い方だと思う。ただいつの日からかどことなく他人として接するようになっていた。親でありながら少し接待染みた対応で、求められているのは意見ではなく同意、自分のことを話したところでわかってもらうことは出来ないし別にいいや、みたいな。母も母で私に対して言いたいことは沢山あるだろうに、言わないでいてくれている。そこに甘えて距離を取らせてもらっている。気を遣ってあまり深いところには踏み込まないでいてくれる母は本当に立派で素晴らしい理想の母親だと思う。

 

今日の久方ぶりの対話で、未だに親離れしきれていない自分がいるような気がした。頭では別の人間だと、他人だと分かっているのに、母親だから、という理由だけで一心同体でありたかった、なんて欲望があるらしい。わかってもらえっこない、なんて諦めてる振りをして、というか、諦めなくちゃいけないってことはどこか期待しているってことだったと思う。会話は成り立っているのに、根本の価値観や話の焦点がどこか噛み合わない違和感を感じたとき、やっぱり別の人間なんだと痛感した。母親は真摯に向き合ってくれたし、改めて尊敬し直した。多分誰も悪くないし、そもそもこれは悪いことでもない。自分の精神的な自立の結果なんだと思う。なんか寂しかったっていう、それだけ。

 

将来の不安は尽きないけれど、あんまり気張らなくても良いのかもしれない。気楽に目の前の課題をこなしていくかな。

2021年に聴いたアルバム③

①、②の続きです。

 

reon27.hatenablog.com

 

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41. 月光蟲
 筋肉少女帯
月光蟲

月光蟲

筋肉少女帯でベストアルバム以外の初めてのアルバムです。やっぱり面白い。夜歩くプラネタリウム人間は高円寺百景の久保田安紀さんという方がサポートのコーラスボーカルとして参加されていて、ハスキーな女性ボーカルが入ると曲が締まっていました。

 

42. Blank Map
 ストレイテナー

テナーの聖地の一つとして吉祥寺があるというのは聴いていたのですが、曲名になっていたとは…。吉祥寺は自分も思い入れが少しある場所なので次行く時は流しながら散歩でもしようと思います。あとJam and Milkのギターめちゃくちゃカッコ良いです。

 

43. Future Soundtrack
 ストレイテナー

灯りは秦基博さんとの共同制作の曲らしく、ストレートなバラードをテナーが作るとこうなるのが意外でした(別にテナーに詳しいわけではないけれど…)。バンドアレンジのテナーっぽさとホリエアツシさんの声が重要になっているような気がします。

 

44. Hale Glow
 Simsiis
hale glow - EP

hale glow - EP

  • simsiis
  • J-Pop
  • ¥1020

友人から紹介されたインディーズバンドで、ボーカルの透明感のある声が癖になります。年齢が近いとのことで、自分と同年代の人たちが作る曲という点でも興味深く、完成度も高いので今後も追っていきたいです。

 

45. The Great Escape
 Blur
The Great Escape

The Great Escape

  • ブラー
  • ロック
  • ¥1630

Blurも個人的な思い入れがあるので今後全部聴きたいと思っているバンドの1つです。このアルバムのラストYuko & Hiroは一部が日本語で歌われているのですが、なぜこのフレーズにしたのかよくわからない…。Country HouseとかCharmless Manなどはベストの方にも入っていたので全体としても聴きやすかったです。

 

46. Coffee & TV
 Blur
コーヒー&TV

コーヒー&TV

  • アーティスト:ブラー
  • ユニバーサル ミュージック (e)
Amazon

Coffee & TV目当てで買ったシングルでしたが、他の収録曲のリミックスが面白くてむしろそっちにハマりました。Tenderはオリジナルバージョンよりもさらにスローペースになっていて印象がまったく違いました。調べてみたらリミックスは小山田圭吾さんのソロユニットCorneliusだそうで…。いろいろ騒動はあったけれど音楽ではやはりすごい人なんですね…。

 

47. Departure
 Journey
Departure (Bonus Track Version)

Departure (Bonus Track Version)

  • ジャーニー
  • ロック
  • ¥1833

一曲目がスッキリのやつ、っていう貧しい認識でした。フルで聴いたのが恥ずかしながら初めてでしたがカッコ良い曲だったんですね。12曲あるのですがアルバム自体は38分と短く、1曲1曲がさらりと聴けるアルバムでした。ギターがシンプルだけれど渋くていつかコピーできるようになりたいです。

 

48. Hand It Over
 Dinosaur Jr.
Hand It Over

Hand It Over

  • Dinosaur Jr.
  • アダルト・アルタナティブ
  • ¥1681

安定してDinosaur Jr.らしさ全開でした。全体的に演奏が篭ったノイジーサウンドが好きなのですが、I'm insaneではトランペット(多分)のキレるような音が乗って一気に雰囲気が変わっていました。歌詞とボーカルの物悲しさもマッチしていて癖になります。

 

49. Draw The Line
 Aerosmith
Draw the Line

Draw the Line

友人がエアロスミスにハマっていて教えてもらったアルバムです。70年代のハードロックであまり今までピンとくるものがなかったので、正直気に入るかわからない状態で聴いたのですが、ドンピシャで気に入りました。全然古い感じがしなくて、刺されるようなトゲのある曲ばかりで最高です。

 

50. Fragile
 Yes
Fragile

Fragile

70年代のプログレロックに手を出そうと思ってRoundaboutから入ろうとして買ったアルバムです。ベースがカッコ良く、また聴いたことのあるフレーズが多かったですが、なぜか繰り返し聴く気が起こらず1, 2周しか聴いていなかったです。これを打ちながら聴いていますが、かっこいいな…。ちゃんと聴こう。

 

51. Dirty Hits
 Primal Scream

昔美容師さんに紹介されていつか聴こうと思っていたバンドで、(おそらく)ベストアルバムを買ってみました。癖のないロックで作業用としてよく聴いています。遍歴を調べてみたところ、1982年活動開始で、音楽性はだいぶ変化しているようなのでまだ浅いところしか聴いていないのだと思います。2022年にでも聴いてみるかな…。

 

52. Audioslave
 Audioslave
Audioslave

Audioslave

レイジとサウンドガーデンのメンバーが集まって結成されたバンドなので演奏はレイジっぽさ全開で、ボーカルが気怠げになった、みたいな印象です。全部の曲がカッコ良すぎて、初めて聴いていた時に毎回、内心でカッコ良いを連呼していました。自分に見えていない何かを見えているバンドで、どこか見下されている感じが堪らないです。

 

53. TITLE
 ストレイテナー
Title

Title

2005年と少し前のアルバムのようで、勘違いかもしれませんが当時の邦楽とかJpopの雰囲気を感じました。キャッチーな曲調が多く、リピートして聴き続けるのにちょうど良い、という印象です。調べてみたところ、REMINDERは人気投票1位だったらしいですね。まだまだ私のテナー検定は低そうです…。

 

54. Loveless
 My Bloody Valentine

個人的にはEP's bestよりもこっちのアルバムの方が好みでした。ノイジーな中にしっかりしたメロディがある感じがものすごく好みで、Dinosaur Jr.とかBUCK-TICKのOne life, one deathあたりと雰囲気が似ています。What You Wantなんかは少しthe stone roses感もあって全体的に既に耳が調教されてる状態になっている曲が多かったのでよくリピートしています。

 

55. THE NOVEMBERS
 THE NOVEMBERS

名前だけ知ってはいましたが曲は初めて聴きました。V系の暗さや必死さみたいなものと、邦楽の整ったメロディとの良いとこ取りをしているような曲で、V系らしさのおかげで非常に親しみやすかったです。今度MUCCのミヤさんとThe NOVEMBERSの高松さん、ディルの京さんとラルクyukihiroさん、tokyo shoegazerのantzさんでプロジェクトが始まるようなので楽しみです。

 

56. イデアの水槽
 GRAPEVINE
イデアの水槽

イデアの水槽

11%MISTAKEが大好きです。歌詞は間違いなく日本語なのに、なんなら洋楽にも感じられ、ベースやドラムが中心となったスローペースのまま最後まで行くのかと思ったらラストでのギターの唸るような音で終わる、そんな意外性が好みにドンピシャです。高低差とか意外性のあるところが、やっぱりRadioheadのParanoid androidとかに似ていると勝手に思ってしまいます。

 

57. 58.  Hvarf / Heim
 Sigur Rós
Hvarf - Heim

Hvarf - Heim

2021年に聴いたアルバムのラストはシガーロスでした。以前これを聴きながら少しだけ窓を開けて風を入れてウイスキーを飲んでいたのですが、曲と自分に酔いしれることができました。オススメです。Hvarfは5曲、Heimは6曲と短く、もう終わってしまうのか、という良い意味での物足りなさを感じながら余韻に浸る、そんな聴き方をしています。

 

番外編:Blue
 Joni Mitchell
Blue

Blue

アルバムでは持っていなかったけれど今年の冬はずっと聴いていたので書いておきます。自分にしては珍しくハードロックではなくフォーク?のジャンルです。以前紹介されていたのを思い出して聴いてみたら優しくて綺麗な曲が多く、落ち込んだ時とか夜寝る前に聴いていました。Riverはクリスマスが近づいてきた11月ごろからずっと聴いていたなぁ…。

2021年総括

私はCDで聴きたい懐古人間なので2020年の外出ができない時期は新しい音楽はほとんど聴けておらず、2020年と比べると2021年は本当にたくさんの音楽に触れることができた年になりました。また、振り返って気づいたこととして、人に紹介されたり、人から借りたりした音楽が結構な割合を占めていたことがあり、こちらも2020年と比べ、人との関わりの年になったのだと実感しました。
アルバム振り返るぞ、と決めたのが11月の中旬ごろで、そこからアルバムを聴き直したり新たな発見をしたりといった時間を取れたので楽しかったです。結局買っても聴き込まないでいるアルバムが結構な枚数あることがわかってしまったので、来年も12月は振り返りの1ヶ月としてやれたら良いなと思います。
2021年はお世話になりました。2022年もよろしくお願いします!

2021年に聴いたアルバム②

①からの続きになります。

 

reon27.hatenablog.com

 

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20. GOLDEN★BEST -UNIVERSAL EDITION-
 RCサクセション

BUCK-TICK今井寿さんがRCサクセションのファンなので、遡るってやつをやってみたくなって聴いてみました。キャッチーな曲だけれども刺とか毒が必ずどこかにあって、今井さんのルーツが少しだけ分かった気がしました。昔のストレートな歌詞とか歌謡曲らしさと少しふざけた曲は今だとダサいって認定かもしれないけれど、そのダサさが良いのです。

 

21. BEST & CULT
 筋肉少女帯

筋肉少女帯の良さに気付けたのが今年の大きな収穫の1つです。社会への皮肉を効かせていたり、ストーリー性があって小説のような世界観が独特で、多くの曲には語りとかセリフが入っていて面白いです。来年は筋肉少女帯のアルバムを集めたい。

 

22. X&Y
 Coldplay
X&Y

X&Y

DISK UNIONでものすごく安売りしていたので買ったアルバムでしたが、なぜ安いのかわからないレベルでColdplayカラー全開の良いアルバムでした。Fix Youとかって有名だったような気がします。

 

23. HIDE YOUR FACE
 hide
Hide Your Face

Hide Your Face

  • hide
  • ロック
  • ¥2139

PSYCHOMMUNITYがEYES LOVE YOUをゲーム音楽っぽくアレンジしていて、1曲目から泣いていました。hideさんらしい、こちらの苦しさを優しく包み込んでくれた上で前向いて行こうぜ、っ感じがゲームっぽい曲調に出ている気がして1曲目だけでもずっと聴いていられます。他の曲はベストアルバムで聞いたことがある曲が多かったので1周目からノリノリでした。

 

24. PSYENCE
 hide
Psyence

Psyence

  • hide
  • ロック
  • ¥2139

PSYENCEとかCafe Le Psyence みたいな大人の世界っぽい曲があるのが意外でした。こちらは1曲1曲が完結していて、曲として印象に残るものが多い気がします。Hi-Hoはいつ聴いても良い曲。

 

25. WORST OF MUCC
 MUCC
Worst of Mucc

Worst of Mucc

  • MUCC
  • ロック
  • ¥2139

MUCCの重苦しい暗い曲を集めたベストアルバム的なやつ。直球で赤裸々な歌詞だから出せる悲壮感がMUCCにハマるきっかけだったのでお気に入りのアルバムです。最近の曲にあまりこういう曲がないけれど、もし作ったらどうなるのか気になります。

 

26. 27. BEST OF MUCC II
 MUCC
BEST OF MUCC II

BEST OF MUCC II

  • MUCC
  • ロック
  • ¥3056

こちらはベストアルバム。大体知っている曲が多かったですが、TONIGHTはライブバージョンしか知らなかったので音源を聴くのは初めてでした。TONIGHTのfuck you never die ~ 以降のシャウトというか叫びが他のシャウトと発声の仕方が違って、文字通り"叫んで"いて、それなのに優しさが感じられるので堪らなく好きです。

 

28. 独壇場Beauty
 BUCK-TICK

Voo Dooはこのシングルにしか収録されていないのでジャケットを見つけた時は大興奮しました。12/29にあったBUCK-TICKのライブのラストが独壇場Beautyで最高に盛り上がりました。

 

29. Behind The Scene
 ストレイテナー

ここから友人から借りたアルバムたち。YetiからWonderforniaへの曲の繋ぎが楽しいのと、Wonderforniaが不思議の国を舞台にしているような曲で世界観に引き込まれる感じが好きです。不思議の国とかサーカスとかピエロみたいな世界観が自分のお気に入りみたいです。

 

30. Takk…
 Sigur Rós
Takk...

Takk...

広がりのある美しい曲がどこか懐かしいような初めて聴くような、不思議な感覚になりました。歌詞は何もわからないし何も聞き取れないからこそ雰囲気だけを純粋に感じ取ることができて自分の聴き方という点でもあまりない音楽経験です。少しEnyaに似ていてので親近感はそれが理由かもしれない。

 

31. Nexus
 ストレイテナー
Nexus

Nexus

ベストアルバムにある曲がいくつかあったので1周目から知っている曲がたまにあったのですが、アルバムで聴くときとではまた違う印象になりました。ベストアルバムの方ではLightningの良さに気付けていなかったし…。こういう現象は完結したアルバムで聴くからこそなのでしょうかね?

 

32. 指先 / COME ON
 GRAPEVINE

GRAPEVINEは教えてもらった時からRadioheadに似ていると勝手に思っていて、ずっと気になっていたので貸してもらえて感謝です。指先の方は声も含めた全ての音が楽器として調和して1つになっている感じが心地良いです。指先もCOME ONも歌詞がぶっきらぼうで、そこにある種の安心感を覚えます。うまく説明できないけれど…。

 

33. 34. EP's 1988-1991
 My Bloody Valentine

マイブラの2枚組EPベストアルバムって位置付けのようです。初マイブラでしたが音が遠くて1周目は結構キツかった…。世界観がいまいち掴み切れていなくて悔しいので、2022年で良さを語れるようになりたい、という感想しか今は持てていないです。

 

35. Go-Go B-T TRAIN
  BUCK-TICK
Go-Go B-T Train - EP

Go-Go B-T Train - EP

B-T TRAINに乗って一緒に行こうぜ、線路は続くよどこまでも、みたいな。2022年に35周年を迎えるBUCK-TICKだからこそ信頼してついて行こうと思えます。Go-Go B-T TRAINの方は演奏自体もシンプルで真っ直ぐなBUCK-TICKらしい曲、一方の恋はヒデさんらしい綺麗な曲でシングル2曲でもBUCK-TICKらしさが出ていました。

 

36. The Very Best Of The Stone Roses
 The Stone Roses

I Wanna Be Adored と Fools Gold のPVを教えてもらってからあまりの意味のわからなさにThe Stone Rosesにずっと興味を持っていたので一旦ベストアルバムで買ってみたアルバムです。浮遊感と、日本っぽさみたいなものを勝手に感じて、昔晴れた夏の日に住宅街を散歩した情景がなぜか思い浮かんできます。なんでだろう…?

 

37. Californication
 Red Hot Chill Peppers

あるきっかけからRed Hot Chill Peppersをちゃんと聴こうと思って買った1枚目です。ベストアルバムに入ってる曲が多く、そしてカリフォルニアのことばっか歌ってるって評価も納得でした。ベースがカッコ良い。

 

38. By The Way
 Red Hot Chill Peppers

Can't StopってBy The Wayの中の曲だったの知らなかったです。By The Way目的で買ったアルバムでしたがDosedとかThe Zepher SongとかCabronとかお気に入りになりました。民族音楽のような曲とアンソニーの声が見事にピッタリ合っています。

 

39. 40. Stadium Arcadium
 Red Hot Chill Peppers

Dani California目当てで買おうとしたら2枚組28曲でびっくりしました。調べてみたら1枚目が木星、2枚目が火星に分けられていて、レコーディングされた曲自体は38曲あったみたいです、すごい…。一時期はStadium ArcadiumとBy The Way、Californicationしか聴かないほどレッチリにハマっていました。2022年あたりで全アルバムを手元に置けたら良いな。

 

 

一度こんなもんで②は終了。年内に間に合うだろうか…。

2021年に聴いたアルバム①

2021年も残り僅かとなりました(年内に公開できていたら良いな…)。2021年は2020年と比べて、圧倒的に多くの音楽を聴けました。ということで、今年取り込んだアルバムの感想を一言ずつ載せて、2021年の音楽事情を振り返ろうと思います。

私はサブスクが気に入らない懐古人間なので、基本的には自分で買ったり友達から借りたりして取り込んだCDで色々聴いています。お陰でiPhoneに取り込んだアルバムが概ね今年の音楽に該当するので、時系列順に並べ替えてみたところ、2021年になってから取り込んだアルバム58枚あったようです。思っていたよりは少なかったですが、たくさん聴いたという満足感があります。さすがに多いので記事は3つに分ける予定です…。

 

reon27.hatenablog.com

 

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1. 極東より愛を込めて
 BUCK-TICK

記念すべき2021年1枚目は、BUCK-TICKのシングルでした!曲は全部アルバムで持っていたので買うか悩んだのですが、王国Kingdom come -moon set-と女神 (Designed by oval)は、アルバムと全く異なる幻想的なアレンジをされていて圧倒的な好みだったので買ってよかったです。

 

2. There Is Nothing Left To Lose
 Foo Fighters

Learn To Fly 目的で買ったアルバム。Foo Fightersは聴きやすすぎるので逆に普段の生活で聴こうと思うことが少ないのですが、この記事のために聴き直したらやはりザ・洋ロック、という感じの良曲揃いでした。Learn To Flyは歌詞が優しい…。

 

3. Amok
 Atoms For Peace
Amok

Amok

Radioheadのトムヨークのソロプロジェクトのアルバムです。Radioheadのあの独特な雰囲気を突き詰めている感じで、万人受けはしないであろうくらいにはクセが強かったです。一周目に聴くのは結構キツかったのですが何度も聴いていくとハマるスルメアルバム。

 

4. Beyond [Bonus Tracks]
 Dinosaur Jr.
Beyond

Beyond

今年お気に入りになったアルバムのうちの1枚です。ギターの音とボーカルが好きです。そういえばFarmというアルバムが2021年では結構探しても見つけられなかったので2022年こそは手に入れたい。

 

5. Parachutes
 Coldplay
Parachutes

Parachutes

ファーストアルバムがこれってレベル高すぎます…。Yellowが有名ですが、個人的にはSparksとかSpiesが好きでした。いつか音質の良いスピーカーを買ったら、部屋にずっと流しておきたい、そんな夢ができたアルバムでした。

 

6. 21st Century Breakdown
 Green Day

ここからは友人から借りたGreen Dayのアルバムたちになります。まずジャケが嗜好にドストライクです。アルバム全体として曲順にストーリー性があるような感じなので、通しで聴きたくなります。サブスクでは曲単位で聴くことが多いとは思いますが、たまにはアルバムを通しで聴いてもらいたい…。

 

7. American Idiot
 Green Day

Green DayといえばAmerican Idiotというイメージだったので漸く聴くことができたな、という感想でした。ラジオなどでよく流れていたのを覚えていたようで、アルバム自体は初めてだったものの、知っている曲が多かったです。2022年はライブとかカラオケではしゃげたら良いですね…。

 

8. Dookie
 Green Day

Basket Caseが入っているアルバム、くらいの認識でしたが全体を通して聴きやすい曲が多かったです。Foo FightersGreen Dayも日本人の耳に合う洋楽な気がしますが、偏見でしょうかね。

 

9. Applause
 ストレイテナー
Applause

Applause

ここからはまた友人から借りたストレイテナーたちです。邦楽はV系とか昔のものばかりだったので、比較的最近(2000年代〜2010年代)の邦楽はほとんど初めてで新鮮でした。ガラクタの楽団が好きです。

 

10. 11. Best of U -side Day / Best Of U -Side Night
 ストレイテナー

2枚組ベストアルバム(のはず)です。Applauseよりも先にこちらのアルバムから聴いたのですが、特徴のある良い声と歌い方が印象的でした。ファンの人に言ったら怒られるのかもしれないけれど、英語の発音のあまり良くない感じがすごい癖になって好きです。勝手なイメージですが、ザ邦楽、って感じの音楽で、聴きやすいけれど適度に癖がちゃんとあって、繰り返し聴きたくなるような曲が多いような気がします。

 

12. 明星
 MUCC
明星!

明星!

  • MUCC
  • ロック
  • ¥2444

SATOちさんの曲のベストアルバム的な扱いです。SATOちさんは普段は天然で明るいキャラで、実際曲も明るいものが多いのですが、やっぱりどこか攻撃性が残っていて人間的な暗さも見えます。My Worldの、世界に中指を立てながら世界を楽しむ感じが大好きです。

 

13. 愛の惑星
 櫻井敦司
Ai no Wakusei

Ai no Wakusei

BUCK-TICKのボーカル櫻井敦司さんのソロアルバムです。自分への誕生日プレゼントに買いました。いやぁ…好き。SMELLと胎児、猫は昔から聴いていたのですが、胎児はアルバムとMVでアレンジが結構違う?詩的な世界観と色気と櫻井さんの繊細さが全て調和して本を読んだみたいな感覚になります。

 

14. EMI 1994-1998 BEST OR WORST
 黒夢

漸く手を出した黒夢です。初期のV系の体現って感じの病んだ世界観と悪趣味さ、ドロドロした汚さが堪りません。重さと軽さの両方が共存してる感じのサウンドはこの時代特有なのでしょうかね…。

 

15. …Nothing Like The Sun
 Sting
...Nothing Like the Sun

...Nothing Like the Sun

  • スティング
  • ロック
  • ¥1324

Stingの曲は去年LEONをきっかけに聴くようになったばかりなのですが、初めて聴いたときから懐かしさを感じています。父がよくサックスやトランペットの曲を車で流していたので、Englishman in New Yorkなどはそのせいかもしれません。来年はPOLICEにも手を出したいです。どうでも良いことですが、Stingの曲ってなんかヨッシーアイランドの音楽感ありませんか…?

 

16. Meteora
 Linkin Park
Meteora

Meteora

勝手なイメージでLinkin Parkはポップス寄りのロックだと思っていたので、こんなにもメタルとかハードロック系の重いサウンドだったと知ることができたのは今年の大きな発見の1つです。ヘッドホンで大音量で脳を揺らしながら聴くのが最高に心地良いです。

 

17. Escape
 Journey
Escape (Bonus Track Version)

Escape (Bonus Track Version)

  • ジャーニー
  • ロック
  • ¥1833

父が車でよく流していたり父の実家のレコードにあったりとJourneyは昔から馴染みがあったのになぜかアルバムは1枚もなかったのでやっと手元に置けました。曲は大体知っていましたが、毎回スティーヴペリーの声域広過ぎ!ってなります。いつかギターで演奏できるようになりたいです。

 

18. Wasting Light
 Foo Fighters

買ったし3,4周くらいは聴いているはずなんですがなぜか印象が全然無い…。作業用にし過ぎて曲に全く集中していなかったことに気づきました。来年ちゃんと聴きます。

 

19. DANCE 2 NOISE 001
 Various Artists

ビクターのオムニバスCDらしいです。1曲目にBUCK-TICKの星野英彦さんがいたので買ったものの、売り出し方や曲が音楽産業が成立している日本ならではの、大衆受けさせる気はサラサラなくて聴きたい人だけ聴けば、って姿勢な気がしました。1周目は何もわからないまま聴き終わり、2周目もよくわからないまま聴き終わり、そしてなぜか気づいたらハマっていました。

 

 

とりあえず①はここまで。多いな…。

 

つい最近の話

少しばかり心境の変化があったので日記としてここに記録しておく。完全に誰も読まない想定で。

 

関係が壊れてしまって、けれど今でも尊敬し続けているある人がしっかりと前を向いて頑張っている姿を見るタイミングがあった。その人はすごいキラキラしていた。私は対照的にどす黒い感情で潰れそうになった。安堵、尊敬、憧れ、後悔、自己嫌悪。自暴自棄にもなれないくらい堪らない気持ちだった。自分は今一体何をしているのか、ずっと後ろを向いて立ち止まって、時間を止めたまま流されて、みたいな感じで。

 

そうやってまた病んで沈めばいつも通りだったけれど、今回は少し違った。昇華をした。

 

こんな自分ダサすぎて、今もしその人に会うことになったら自分を誇れない。過去に私をリスペクトしてくれたことを踏み躙っている。それは彼を侮辱しているのと同義な気がする。我ながらすごいポジティブな昇華した。

 

おそらく年単位のオーダーぶり(5年ぶりとかかもしれない)に、生きる活力がかなり湧いている状態。今はとにかく自分を誇れるようになりたい。自分をこれ以上嫌いになりたくない。少しでも好きになりたい。だからやるべきことをちゃんとこなす努力をする。前を向く。楽しむときは楽しむ。緩めるときはとことん緩める。メリハリをつけたい。

 

そして自分をあまり否定しないようにしたい。辛いと思う自分も、その人に会いたいと思う自分も、ネガティブな感情になってしまうことも、可能な限り否定しない。否定すべきは、行動に移してしまうこと。移さない限りは感情の動きを否定しない。

 

今恐れているのは、他人への対応。所謂「前向き」な人達に自分の苦しみを大したことないとあしらわれたことが辛かった。そっち側にはなりたくない。

けれど、前向きでも、苦しい時に寄り添ってくれた素晴らしい友人が私の周りには沢山いる。いつも支えてもらっていた。私もそうなれるように、そして少しでも恩返しができるように、慎重さを忘れずに過ごしていきたい。

 

もしいつか会える運があるとしたら、その時は自分を誇れるようになっていたら良いな。それまでは追いつけるように、たまには立ち止まりながらも前を向いて進む。

 

これでまた数日後には生きる気力消えてネガティブになっていたら、それはそれで面白いかもしれない。今の志はこんな感じだよ。