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2022年に聴いたアルバム15選

1年経つのはっっや。去年似たような記事を書いたのがまるで昨日のことのように感じられる早さ。

フォーマットを同じにしようと思って去年のを読み返したら、去年までは丁寧語で書いていたみたいで。やっぱりなんか丁寧語はしっくり来ないというか、独り言を壁に話す代わりに書いている感覚だから今後は平語?非敬語?で行こうと思う。

 

今年は64枚聴いたらしい…のだけれど。今年はとにかく金欠だったので欲しいと思ってもほとんど買えずにフラストレーションが溜まった1年だった。それと音楽に対する熱の波の振幅が大きかった。最近も音楽好きだわ〜、のフェーズに入ったり、自暴自棄になってギターもCDも全部捨ててしまいたい衝動に駆られたり…。来年は何をどう聴いていることやら。今年よりもほんの少しだけで良いから楽しくなると良いね。

去年みたいに全曲やる気力がないので良かったものだけ…。心身の疲労を取る方法を教えてくれ。そして年末に間に合わなかった…。

1. Mingus
 Joni mitchell

ジャズ…?ジャンルが全くわからないけれど、お洒落でちょっと斬新そうなことをやっている曲がたくさんあった。どこか物悲しさと奥行きがあって、生と死が調和して共存しているような、なんかそんなイメージ。感想書くのにアルバムを調べてみたものの用語が全くわからなかった。もともとはチャールズミンガスと作っていたけれど、そこから他の人いれて作ったっぽい。ハービーハンコックだけ知ってた。

2. Revelations
 Audioslave
Revelations

Revelations

Audioslaveの3枚目のアルバム…というかこれが最後のアルバムか。Chris Cornellの声が好きなのとTom Morelloのギターがシンプルで重量があって大好きなバンド。まだまだギターは初心者なのでAudioslaveの曲ばかりカバーしているのだが、弾いていてとにかく楽しい。One And The Sameのギターソロいつか弾けるようになりたい。もうこれ以上Audioslaveの曲もアルバムも出ないのは本当に悔やまれる。

3. Crank Up
 ストレイテナー

テナー好きの友人に借りたEP。これに関しては全曲好き。特に群像劇と流星群、それと倍で返せ!とかもふとした瞬間に聴きたくなったりする。流星群は星が流れて死んでいく様と人の一生の儚さをマッチさせている、そんな印象を抱いた。テナーの歌詞でこんなにインナーワールドを描くのが意外だった。

4. Blue
 Joni Mitchell
Blue

Blue

去年からずっと聴いてはいたけれどアルバムは持っていなかったので、漸く手に入れた。クリスマス前後の時期は机の上に飾っていた。
なんか聴きたいと思った時によく聴いていて、まぁもうお気に入りを超えて日常みたいになっているので、備忘録として書く必要もないけれど、思い出の曲でありカントリー感が落ち着く曲でもあり、この先もずっと一緒に生きていくアルバムになると思う。

5. Farm
 Dinosaur Jr.

去年のブログで欲しいって書いたアルバム、ちゃんと買えた。PlansとSaid The Peopleは一時期狂ったように聴いていたな。物悲しさとこもったサウンドが陳腐な言い方だけれど心に染みて、心を助けられたアルバムだった。

6. TMGE 106
 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

今年の前半はミッシェルの年だったのだけれど、そのきっかけになったとりあえず買ったベストアルバム。高校生ほどの音楽への没頭はできなかったけれど、それに近いくらい今年はミッシェルに夢中になった。
アルバムに関しては時系列順ではなく曲順を作られていたので入門として聴きやすかったと思う。はじめの方は正直あまり好きではないかなぁ、とか思っていたのだけれど、ブギーの歌詞に惹かれてそこからハマった。定番だけれど世界の終わりは、高校の時に軽音部の先輩が演奏していたのを急に思い出して、青春の頃の記憶も相まって堪らなかった。

7. SABRINA HEAVEN
 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

ミッシェルの聴き方として1枚目から聴くのがおすすめだと言われたので1枚目から聴いていたけれど、最終的に一番気に入ったのはSABRINA HEAVENだったな。太陽をつかんでしまった、ヴェルヴェット、メタリック、マリアと犬の夜、ジプシー・サンディー、この辺は順序をつけられないくらい好き。

8. SABRINA NO HEAVEN
 THEE MICHELLE GUN ELEPAHNT

ハマったきっかけだったミッドナイト・クラクション・ベイビー、CD音源でも聴いたけれどMステの音源とほぼ変わらない歌唱力だったのね…。このEPも全曲好きだけれど、ミッシェルが終わってしまう予感というか空気感が強くて、曲は激しいのに寂寞を感じざるを得ない。

9. Girl Friend
 THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
Girl Friend

Girl Friend

Amazon

前に別の記事でも書いたしほぼ感想は変わっていないから繰り返しになるけれど、多分ミッシェルの中で一番好きかもしれない曲。ミッシェルが終わる、というバンドの背景の側面でも感じる部分はあるけれど、それを抜きにしてもこの曲のチバさんの歌詞とボーカルの魅力はずば抜けていると思った。自分が歌詞重視で聴くからってのもあるだろうが。

10. Brand New Day
 Sting
Brand New Day

Brand New Day

  • スティング
  • ポップ
  • ¥1222

とにかく面白い曲の多いアルバム。A Thousand YearsとかGhost StoryみたいなStingらしい綺麗な曲、Tommorow We'll See、Brand New DayみたいなSting節が強く出た曲もありながら、Desert Roseはどこかの民族音楽?を取り入れていたり、Perfect Love...Gone Wrongはフランス語のラップが入っていて、決して流し聴きをできないアルバムだった。これ聴きながら夏休みの院試勉強ずっとやっていたので、もしかしたら勉強効率悪かったかもしれない。飽きがこない曲ばかりだから長時間やれたってのもあるのでプラマイ0…?

11. 9
 Damien Rice
9

9

友達との待ち合わせまでの時間潰しにDisk Unionをぶらついていてなんとなくジャケ買いしたアルバムだったけれど、ここまで当たると嬉しいものがあるね…。Elephantのオルタナ的な盛り上がりはいつ聴いても感動する。

12. kimi wo omotte iru
 Kurayamisaka

友人から紹介されて借りたアルバム。正直あらすじが決まっているコンセプトCDみたいなものには苦手意識というか、どうしてもキャラ重視で曲が微妙になりがちだから合わないかなぁとか思っていたけれど、全くそんなことはなくて素敵な曲ばかりだった。last danceとかcinema paradisoとかは伊藤真澄さんのユメのなかノわたしのユメを思い出すような、なんだろう、境界の曖昧な淡い色の世界で開かれているお茶会みたいな…。表現が難しい…。ボーカルも演奏もとても好きだし、ボーカルも一つの演奏みたいに他と音と調和していて綺麗だった。

13. さよなら最終兵器
 The Birthday

これも前に書いて繰り返しになるけれど、囚われていた"最終兵器"へのポジティブな別れがキャッチーでロックなサウンドで歌われていて、少しミッシェル時代のブギーと対比される曲にも感じた。永遠への絶望というかある種の諦めから、お前に会えて良かったよ心底なんて言えるくらいにまでの変化、みたいな。最近少しだけ別れというものを受け入れられるようになったのはこのおかげかもしれない。

14. The Getaway
 Red Hot Chill Peppers

最近買ったからまだ聴き込めてないものの、The Longest Wave, Goodbye Angels, Sick Loveとかは前々から名曲だという噂を耳にしていて、実際名曲揃いのアルバムだと思う…。曲名と曲がまだ一致してないけれど、なんかどの曲もレッチリらしさというか個性がしっかりしているのに聴きやすいし、冗長な曲が無くて完成されている。東京ドーム楽しみだなぁ…。

15. Lighter
 CRCK/LCKS
Lighter - EP

Lighter - EP

  • CRCK/LCKS
  • J-Pop
  • ¥1528

ジャズ…?なのかな。展開が予想できない進行に驚かされまくりつつもキャッチーで聴きやすくて、センスが最先端を行っている曲ばかりだった。傀儡が一番のお気に入り。
完全に個人的な話だけれど、このEPを知ったきっかけとかが少し思い出深くて、最後のけじめとして、これを最後にして自分は歩き出そうって決意したもので、傀儡はその経緯と少し一致している部分があるので、年末最後に買って良い締めくくりになった。