鼓動 遺書 忘却

趣味とか日記とか

最近よく聴く曲たち

『気分』ってやつは自分の中にありながら自分ではコントロールできない、まるで別の生き物のような気がするのです。というわけで、その気分さんが最近私に聞かせたがってる音楽を書き残しておこうと思います。

 

By The Way / Dani California / Suck My Kiss - Red Hot Chill Peppers

By the way I tried to say I'd be there... waiting for

(written by Chad Smith, Anthony Kiedis, John Frusciante & Flea)

最近はレッチリに完全にハマっているのですが、その中でもこの3曲。きっと今後も忘れることがないであろうとある出来事のおかげで、この3曲はありえないほど思い入れが強く大好きな曲になりました。
レッチリで初めて聞いたアルバムはGreatest Hitsでしたが、2曲目に収録されていたGive It Awayのクセが強すぎて好きになれず、暫く聴かずに放置していたのは懐かしい思い出です。他のアルバムの良曲をギュッとまとめているアルバムだと気づいた今となっては、何か聴きたいときにとりあえず流すくらいにはお気に入りになっています。この記事書きながら聴いてるしね。
最近Scar Tissueをウクレレで弾き語りできるようになったので、何かしらの媒体で残したいなぁ。

 

 

星座の名前は言えるかい - 筋肉少女帯

死にたいのかい? 大丈夫 僕も消えたいから

生きてたいかい? 大丈夫 僕も生きたいから

(written by 大槻ケンヂ)

筋肉少女帯は昔から色々な場所で話題に上っていて、「いつか聴こう」のアーティストの候補にずっといるバンドでした。8月に友人とdisk unionにCDを買いに行った時に漸く買ったアルバムがBEST & CULTでしたが、正直ジャケットを見たときはめっちゃ外れかめっちゃ当たりのどっちかだろうな、という感想を抱きました。見事当たりで事なきを得たものの、外れてたらまたレッチリと同じ過ちを犯すことになっていたと思うと、CD選びって難しい…とつくづく感じるのです。
筋肉少女帯は(というか大槻ケンヂさんが)BUCK-TICKの「惡の華」のカバー「惡の草」を演奏していたせいで完全にイロモノバンドという認識でいたのですが、実際に聴いてみると確かにコミックバンドではあったものの、歌詞は風刺的でありながらどこか作詞者の苦しさや優しさに触れられる魅力的なものであり、また演奏はメタルサウンドだったりアコースティックだったりと幅広く、しかも上手いので演奏だけでも聴いていたくなるようなバンドでした。散文詩の朗読とか1,000,000人の少女とか面白かったし。
星座の名前は言えるかい、という曲は歌詞がとにかく優しくて温かいです。今年は夏に入る少し前あたりから精神的にかなり沈んでいたので、この曲に何回救われたか…。筋肉少女帯については、月光蟲というアルバムを先日買ったのでこれからたくさん聴いていこうと思っています。

 

I got lost - Dinosaur Jr.

I got lost again but I mean it

(written by Joseph Donald Mascis Jr.)

この曲は完全に曲調だけで癖になっています。歌詞とかよくわかっていません。英語圏の人間だったらわかるのでしょうか…。直訳してしまえば道に迷った、といったところなのでしょうが、どうしたら良いのかわからず途方に暮れてしまっている感じが、今の私には励ましになるのです。この曲を聞くとデラシネという単語が脳裏をよぎります。
Dinosaur Jr.に関しても最近聴き始めたばかりで詳しくはないのですが、心に響くサウンドっていうのはこのバンドが作る曲のことを言うような気がします。こちらもhand it overを新しく買ったので聴き込んでまた何かしらの感想を書けたら良いな、と思います。

 

 

儚くとも - MUCC

微笑えなくなって一つ大人になれた

(written by 逹瑯)

先日ドラマーのSATOちさんが脱退してしまったMUCC。SATOちさんがいる間に対面ライブに行きたかったですが、残念ながら行けず終いでした。それでも配信ライブには何度か参加できたので、まだよかったのかな、と。
儚くとも、が収録されているアルバム「我在ルベキ場所」はメジャーデビューシングルだそうで…。私が勝手に初期のMUCCのテーマだと思っているのは、「大人への不信感と大人になる自分」「生きる意味の模索」「都会の冷たさ」あたりなのかな、と。ちょうど大人と子どもの狭間にいるであろう私にはなかなかに響きます。
大人になるってどういうことなのか、最近の大きな考え事の一つです。また別の記事でつらつらと書き連ねる予定ですが、年齢を重ねるに連れて素直に感情を発露するのが困難になった気がします。「大人になれた」というフレーズはポジティブな使われ方が多いと思いますが、微笑えなくなって、という因果関係は哀しい。大人になるというのは哀しいことなのでしょうかね。

 

 

Hello, my friend - 松任谷由実

もう二度と会えなくても 友達と呼ばせて

(written by 松任谷由実)

まさかユーミンの歌詞に心を動かされる日が来るとは思ってもいませんでした。人間関係って難しいなあ、っていうそれだけです。

 

 

恋 - BUCK-TICK

暗闇を歩く 勇気はあるかい

怖くは無いよと わたし 嘘を

(written by 櫻井敦司)

BUCK-TICKは認知自体は中学生の時から、ファンになったのは中学〜高校生の頃からで、とにかく大好きなバンドです。大袈裟ですが、私の価値観や感性はBUCK-TICKによって形成された、と思っています。大袈裟ですが。それくらい私の中では大きな存在を占めていおり、そしてファンになったことを誇りに思う、ファンになった自分を褒めてやりたい、というレベルで好きなバンドです。
作詞の櫻井さん曰く、この曲はレクイエムとしてのものだそうです。人生を優雅なダンスとして表現し、爪先に血が滲むほど踊り果たしたのちに死へと向かう、そんなイメージでこの曲を聴いています。櫻井さんの詩に星野英彦さんの曲が合わさることで、美しく優しい一曲になっています。ヒデさんらしい曲調で、最近のものだとOphelia、少し前のものだと薔薇色の日々っぽいな、と感じました。
恋、というものは別に男女がする恋愛だけではないように感じるのです。空の青さに言葉を失うほど心を奪われたり、絵画に釘付けになったり…。これも恋なのかな、と。HEAVENなどもそうですが、BUCK-TICKの曲ではよく「恋をしよう」とか「恋人」といったフレーズが出てきます。何かに恋をする人はみんな、恋をする人だから恋人、なんてのは無理がありすぎるでしょうか。

 

 

最近の曲はこんな感じです。ここ数週間にCDを借りたり買ったりでアルバム10枚強分ほど手に入ったので、また近いうちに曲の記事を書けたらいいなと思います。公開がいつになっているかわかりませんが、書いているのは深夜なので、後半は大分文章が支離滅裂です。まあこれも味ということで。音楽を楽しんでいきたいものです。